Naoya Ichida - Music and Life blog -

音楽と自己表現についてのブログです。機材紹介や日常の日記を書いています。

残り時間。何者でもないもの。

2022年7月21日 明朝。フジゲンのベースを弾く夢を見て、目覚めた朝。

この世に生を受けて35年と1日。ブログを書く。

 

普段誕生日だから、どうということもなく、本当に大切な人のことを祝えればそれで良いという日だ。

 

ただ、今年はある程度節目の年なので、思っていることを書いてみる。

 

35歳。不思議な年だ。若者でもなければ、年老いたという年でもない。

しかし、大人だ。

 

子供の頃、あんなふうになりたい、こんな風になりたいと夢を見ただろうか。

自分は、漠然と大工さん、料理人、ギターの先生、焼き芋屋さんになりたい。

なんて思っていた子供だった。

 

それが本心かどうかはわからないし、身近にある職業の中から、なんとなく好きなものを言っていただけのようにも思う。

 

本気でサッカー選手になりたいとか、野球選手になりたい、という人はいつだって稀だ っただろう。

 

しかし、中には本気の人がいて、イチロー選手や、ミュージシャンでも、なんの職業のトッププロでも、小学生の頃には、「私はプロになると決めていた」と後に語る人は多くいる。

 

 

30代といえば、どの職業でも中堅と呼ばれるくらいになってきて、役職がついたり、

給料が上がったり、幼き頃より、他のことには目もくれず、自らの道を探求してきた者は成功していたり、そういう年代だ。

 

しかし、そうでないものもいる。自分はまさにそうだ。

上記の何にも当てはまらず、あえていうなら何でもないもの。だ。

 

飯を食い、働き、寝て、ギターを弾き、ドラムを叩く。ただそれだけの者。

 

それを10代や20代から続けてきた者でもなく、

こっちの道か、あっちの道かと彷徨い、時に打ちのめされながら、それでも生きている者である。

 

そんな人生あっという間の35歳。どちらかといえば、残り時間を考える。

人生は常に有限である、ということは誰もがわかっていることだが、

35というのはリアルな数字で。

 

心も体も元気だが、年齢を重ねていることが徐々に感じられる年でもある。

そうなると、身体能力の維持、向上はある程度はできても、基本的に老化である。

 

心の若さはどれだけ保てるのかは、見当もつかないが、自分次第だと思う。

 

 

周囲の人間や、偉大な存在を見ていても、65歳ぐらいまでがピークのように思う。

それ以降は緩やかに下降していくのではないか。

この長寿の時代だから、そんなことが言えるのであって、昔はそんな基準ではなかったと思うが。

 

そう考えると、何か事を成すために残された時間はとても少ない。

リミットは30年だとしても、50までに積み上げてきた実績や経験がなければ、その後はやはり厳しい。

 

本来は、今の時点で経験、実績があって、何らかのプロでなければならないのだが、

そうはならなかった。

 

いまだ何者でもないものである。

 

しかし、何者でもないながらに、わかったこともあり、

それは、何ができて、何ができないか。

 

できることは、表現。

文章を書くこと、楽器を奏でること、時に歌うこと。

 

できないことは、計画。

いつまでに何をどうして、そのためにこうして、ああして。

無理である。

 

厳密には、短期ではできても、長期で頭で考えたことが実現することはほぼない。

 

ホリエモンが、長期計画なんて関係ないですよ。今を一生懸命生きろ、と言ったのは共感しかない。

 

堀江貴文のスピーチ「情報を集めて行動せよ」@近畿大学 - YouTube

 

 

まして、35歳の今、さらに長期計画は意味を成さないように思う、

計画ではなく、目的を定めることに注力すべきだ。

 

なんのためにやるのか。

すべてが目的ありきではないが、一体なんのためにやるのかを考えることが非常に意味がある。

 

自分の目的は、喜びである。

金のためでではない。

 

お金がなければ生きていけないし、好きな楽器も買えないが、

金を稼ぐために楽器を弾くわけではない。

 

自分が好きなことで、人に喜んでもらえて、お金までいただけたら、これ以上のことはないが、それは結果論。

 

金を目的に、動いて、喜ばれることなどない。

一時稼げたとしてもそれは、一時のこと。

それはもうわかった。

 

それがわかっただけでも、まずは良い。

 

これからは、結果がどうなるかはさておき、ただ喜びのためにやろうと思う。

それはギターを弾くのも、仕事をするのも、何をするにしても。

 

何かをするというのは、常に困難を伴うものだが、そこに目的があれば乗り越えられる。

ギターなら、上達するのにとても時間がかかり、うまくいかない状態が続くが、

それでも続けていれば、後に上達して喜びがある。

 

仕事でも、常にうまくいくわけではないが、失敗から学び、やはり上達する。

そして喜ばれる。

 

というわけで、やはり思っていた通りだが、「喜び」のために、生きる。

そういう人生にしようと、思う。

 

 

 

人生や個人の生き方について

 

創造性の回復

今日は久しぶりにブログを書いてみようと思う。

一体どれ位ぶりかわからない。

 

だがしかし、思い立ったタイミングで書くのがベストだと思い、ここに記録する。

 

2022年7月1日。酷暑。連日35℃超えの気温が続く。自分が子供の頃は、どんなに暑くても天気予報は31℃とか最大でも32℃くらいだった。

いつしか平気で35℃とかになり、地球は大丈夫かと心配になる。

 

前置きはこれくらいにして、本題に入る。

 

大人になってからでも創造性の回復はできる

今日の話題はまず、この本が元になっている。

 

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。 単行本(ソフトカバー) – 2017/5/8

 

 

この本を読んで、ということではないが、内容的にほぼ同じ経緯をたどって、自身の創造性が回復しているように思う。

 

そもそもの原点に立ち返ると、自分自身、17歳〜18歳の頃まではバンドやギターに夢中だった。これ以上に楽しいことはない、というほど楽しくて夢中だった。

 

それが、高校生3年生の文化祭を最後に、一旦終わり、そこから皆受験やそれぞれの進路へと進んでいった。

 

あの時の、突然フルカラーの日常が灰色になってしまったような気持ちは今も忘れられない。

 

その後、大学に入ってからも自分でバンドを組んだり、他大学のバンドサークルに入ったり、セッションに参加してみたり、色々取り組んで、楽しんでいたが、

またしても、就職を期に音楽、楽器から遠ざかったいた。

 

こんな話はよくあるし、そのまま楽器をやめて、何十年という人も大勢いると思う。

 

しかし、どうにも毎日に張り合いがなく、なんのために生きているのか、毎日なんのために仕事をしているのか。

 

そういった、人生の目的がどんどん曖昧になっていく日々を過ごしていた。

 

何をやってもうまくいかない。

誰しもそういう時期があると思うが、2015年がまさに自分にとってはそういう年だった。

 

プロフィールにも書いた通り、2016年の5月にふと思い立ち、ドラムを始め、2022年現在も続けている。

それから、数年間はギターもほとんど弾かなかったし、あまり上達しないんじゃないかと半ばあきらめていたような状態だった。

 

しかし、2020年からはじまった、コロナ禍もあり、半ば強制的に色々なことを見直す機会となった。それがきっかけになったのかどうかはわからないが、

ある時、「またギター弾いてみようかな」と自然に思えた。

 

当初は、高校生のときのノリで弾こうとしても、まったく弾けず、指先もギター初心者くらい柔らかくなっていた。

 

指も動かないし、ベンドしても痛いし、自分の手じゃないみたいだった。

 

しかし、毎日ちょっとずつ、ちょっとずつ

できることを積み重ねていったら、かなり指も動くようになってきた

 

 

youtu.be

 

 

自分の内的な感覚の話だが、これから上達していけそうな感覚がある。

30代半ばになる自分としては、どれくらい上達できるのか、半信半疑な部分もあったが、ちょっとずつでも自分自身に好きなことをさせてあげれば、創造性は回復できるし、また開発できるのだと確信を得ている。

 

肉体的なこととは別として、内的な感覚では、子供が何か興味のあることを見つけて、夢中で取り組んで、グンと成長する。そういう感覚に近い。

 

大人になると、なかなかこういう機会や感覚を得られることは少ないように思うが、

自分の好きなことでこのような感覚を得られることはとても嬉しい。

 

何が言いたいかといえば、何かしら好きだけど、何らかの理由で遠ざかっている趣味や好きなことがある人は、何歳からでも取り組んでみたら、よい。ということ。

 

どれくらい上達するかは誰にもわからないし、予測もできないけれど、

その対象が本当に好きなものであるなら、ちょっとずつでも伸ばしていけると確信している。

使用機材 - アンプ・シュミレーター等

今回は使用機材 - アンプ・シュミレーター - を紹介します。

 

筆者は基本的には生でアンプを鳴らしたい人ですが、住宅事情や、演奏する時間帯などによっては、アンプ・シュミレーターを使うことがあります。

基本的な考えとしては、生のアンプに勝るものはない、という考えですが、

状況に応じて必要な選択肢を選んでいくスタイルです。

 

・練習用アンプ、他収録用

YAMAHA THR10

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もはや定番の練習アンプとなったYAMAHAのTHRシリーズ。今でこそ、当たり前のように良質なコンパクトアンプが多数存在するが、筆者が中高生の頃はそんなことはなかった。

初心者キットについてくるような安いアンプで、歪みチャンネルにするとか細い音しか出なかった10代の頃が懐かしい。

 

実はこのTHRは2台目。初代はTHR-5を持っていたが、ベースも弾いたり、多用途化してきたので、THR-10を購入。練習用アンプとしてはちょうどいい。

もちろん、トランジスタアンプだが、クリーンからクランチまでなかなか気持ち良く弾ける。

 

周囲に音の心配がない環境が整えば、良い真空管アンプを買うと思う。

SHINOSのROCKETとか。

後継機種(ワイヤレスとそうでないものがあります)

amzn.to

 

・アンプシュミレーター

LINE6 POD2.0

 

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アンプ・シュミレーターといえば、LINE6というくらい有名になったきっかけが、PODシリーズだと思うが、現代ではHELIXやPOD GOなどがあるが、なにせ高価である。

筆者は基本的にアナログ志向なので、できるだけツマミも手動が良い。

そんな折、LINE6のPOD2.0は現代でも通用するのか?というテーマが海外のYouTubeで盛り上がっているようで、それに影響され中古5000円で購入。

LINEの音としては、それほど悪くないと思う。もちろん、現代のものと比べると音の明瞭さは落ちるような感じがするが、とりあえず弾く分には悪くはない。

 

マイナスポイントは、ヘッドホンのアウトプットがなぜかホワイトノイズが乗ること。

古いからなのか、もともとそうなのかわからないが、ノイズ多め。

 

他のアンプやスピーカーなどでモニターする分には問題なし。
最近は、THRの良さを再確認して出番少なめ。

 

使用機材一覧(目次)

使用機材一覧はこちらです。(順次更新)



ギター、ベース (Guitar, Bass)

 

アンプ(Amp)

 

・メンテナンス道具、使用弦、ピック、ストラップ等(Maintenance Tool,Strings,pick,Strap)

 

・ドラム、電子ドラム(Drums)

 

・ピアノ、キーボード(Piano)

 

オーディオインターフェース、イヤホン、ヘッドホン等(Audio Interface,Headphones)

 

エフェクター(Effector)

 

教則本YouTube

使用機材 - ギター・ベース編 -

今回は、使用機材 - ギター・ベース編 -の紹介です。

ギター・ベースは20本以上は購入・売却を繰り返してきましたが、今残っているのはどれも良いと思えるものです。楽器選びの参考にしていただければ幸いです。

 

国産メーカー、楽器の良さについて語った動画がこちらにあるので、よかったら参考にしてください。

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ギター

 

フジゲン FUJIGEN (メーカーHP)

 

FGN NTL200-2TS

フロントハムのテレキャスタータイプ。テレキャスタータイプの割に、多彩な音作りができる。フロントハム、フロントシングル(タップ)、ミックス、リアの4種類の音が出せる。素直な音。

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フジゲン FUJIGENのギターを探す

 



History (メーカーHP)

SH-TC / R 3TS
これは結構選んで買ったテレキャスター。この前に所有していたG&LやVanzandtで抱えていた疑問点や不満な点をすべてクリアした。
ネックの握りやすさ、バランス、ヒールカット、ピックアップの出力。すべていまのところ一番扱いやすい。よく言えば優等生。
ジャキジャキした音はセッティング次第で出るが、基本ブルース〜ファンク、Jazz、ポップス用。

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Historyのギターはぜひ実際に、店頭で触って確かめてみてください。
島村楽器に売っています。

 

 

Ibanez (メーカーHP)

Ibanez AZES40 

トモ藤田氏監修、Ibanezのコラボレーション、初心者向けの良いギターというコンセプトに惹かれ購入。

 

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最近でこそ、トモ藤田さんは39万人以上のYouTube登録者がいるが(2021/09/18時点)、筆者が20代の2010年代は、そんなことはなかった。実際に東京でのライブに学生時代から何度も通った。

今でもトモさんのクリーントーンは世界レベルだと思っている。

 

当時、トモさんはアームを使うことはほとんどなかったが(少なくとも表舞台では)、最近では安いものから高いものまでいろいろな機材を試していることをYouTubeで見ていた。

 

そんなトモさんとIbanezのプロジェクト。これは買うしかないと思い、購入。

結果、大正解。

事前にトモさんのYouTubeで音とフィーリングは確認していたので、大きな相違はなかった。コロナ禍の時世ということもあり、通販でギターを購入するのにも慣れてきたが、今回の通販はあまり良くなかった。

海外製造のギターに起こりがちな輸送上の問題があるように思う。(2021/09/18時点)

全体を通して、素晴らしい設計思想だが、クオリティは価格に応じてしまう。

経験者なら、ある程度自分に合うようにセットアップできるが、工場出荷時の状態は良いとは言えない。

 

届いてから、ピックアップの高さ調整、ブリッジ調整、クリーニングをして自分好みのセットアップにした。

 

youtu.be

 

とはいえ、クリーントーンから、歪みまで5万円以内でこれだけ出れば、かなり良い部類だと思う。難点は、価格相応のピックアップ。弾き方次第だと思うが、他の10万円台のギターと比べると、レンジが狭いように感じる。このあたりは、好みの改造をする前提でいたので、とりあえずは良し。多分そのうちペグも交換する。個人的には少しトルクが軽すぎる。

もし、初心者の方がこのギターを購入する場合は、必ず店頭で不具合がないか、細部に問題がないか確認して購入してください。
また購入後は、メンテナンス工房で調整した方が良いです。
東京でしたら、こちらがおすすめです。

ギターリペア工房DNS-Draw a New Sound- | 東京都北区田端のギター&ベースリペア専門店

 

経験者の方も、万一通販で購入する場合は、自己責任でお願いします。


初心者向けのギターで5万円以内であれば、IbanezのAZESシリーズか、YAMAHAのパシフィカをおすすめします。

とにかく大切なのは、実際に手に取って試すこと。



ベース

 

Bacchus (メーカーHP)

 

Bacchus BJB700 B SOB
Geek IN Boxでアウトレット価格で売っていて、購入。

価格の割に、弾きやすく音も良い。

youtu.be



Bacchusのベースを探す

プロフィール - 結局、音楽が好き -

今日は、第一回目の記事ということで、プロフィールを書こうと思う。

プロフィールといっても、一音楽好きとして、

どんな音楽人生を歩んできたのか、振り返ってみようと思う。

とんでもなく長いので、時間のあるときに、興味があれば見てほしい。

 

 

1.幼少期〜小学生

母親がフォークギターを弾いていた影響で、音楽に興味を持つようになる。

母が好きだったのは、ビートルズ長渕剛、チューリップなどだった。

車の中では、父が好きな山口百恵の曲が流れていた。

 

1980年代後期〜90年代、テレビで長渕剛が映ると、それに合わせて、買ってもらったハーモニカをテレビの前で吹きまくる子供だった。

幼いながらに、長渕剛が吹いていたのは、ハーモニカではなく、ブルースハープだということが分かったが、クリスマスプレゼントにもらったハーモニカを吹いていてた。

 

やがて小学生高学年(たしか、小学3〜4年頃)、かの有名なN堀ギター教室に通うことになる。習い事の一貫として、通うことになったが、そこで習ったのは、クラッシックギターであった。

これも母の影響で、当時母もギター教室に通い、後に専門学校に通うほどであった。

 

週に1回、弟と習いにいっていたが、それほど上達した記憶はない。

かんたんな譜面が読めて、ゆっくりの指弾きができる程度だ。

ギター教室には、合奏団なるものがあり、大人20〜30人+子供4人ほどの編成で、演奏会に出る機会があった。

 

10才かそれくらいで、みなとみらいホールの小だったか、それなりの会場で

オー・シャンゼリゼ LES CHAMPS-ELYSEES -

を演奏したことを覚えている。

高校生ぐらいの人もいて、エレキギターを習いに来ている人もいたが、やたら速弾きができて、エレキはこんなに速く弾けるのか、と驚いた覚えがある。

 

他には、学校で特技を発表する、みたいな授業があり、当時30万円ぐらいのギターを持っていて、演奏したが、あまり良い反応ではなかった。

 

 

2.中学時代

小学校時代、相当学校生活がつらかったこともあり、親も色々考慮した結果だと思うが、小学校卒業を期に転校する。

 

とにかく、小学校時代いじめられっ子だったので、運動部で鍛えたほうが良いと思い、サッカー部に入部する。小学校時代、強いサッカークラブに入って、即やめたのにだ。

 

もともと球技は得意でなかったので、サッカーはあまり上達しなかった。

その代わり、走ったり、泳いだりすることは得意だったので、持久力だけはついた。

 

部活が忙しく、ギターを弾くことはなくなっていたが、当時は最新のJ-POPをラジオで聴いて、気に入ったシングルをTSUTAYAでレンタルして、MDで聴きまくるという生活だった。

なぜ、そんなことになったかというと、小学校時代はクラシックギターしか知らなかったため、流行りの歌や、曲を知らず、謎の劣等感があったからだ。

 

中学校時代は、ある意味劣等感との戦いだったように思う。

そんな折、部内のメンバーの何人かがアコースティックギターを弾くようになり、

自分もあらためてギターを弾いてみようかという気になる。

 

中学校2年頃だった思うが、はじめてエレキギターを買ってもらった。

それがIbanezのRGシリーズだった。
真紅のボディに、鏡になっているピックガード。今探してもあんなデザインのギターは見つからない。

 

当時は、FenderストラトテレキャスGibsonレスポールよりも

Ibanezのシェイプに惹かれたのだ。

 

おそらく、当時活躍していたGLAYやB'zなどのバンドの影響だと思う。

振り返ってみれば、Steve Vaiが活躍していた頃と重なって、Ibanezの勢いもあったのだと思う。

 

当時はフロイドローズやロックナットのことなど知るわけもなく、

ただひたすらに弾きづらいギターであった。ビジュアルはかっこよかったが、とにかくチューニングが面倒で、結局ほとんど弾かなかった。

 

代わりに弾いたのが、YAMAHAのアコギだった。たしかFGシリーズの黒いモデルだった。家限定だったが、ゆずの曲を片っ端から、インターネットで調べて、曲に合わせてコードを弾いたり、歌うということをしていた。

それが中3の終わりの方だと思う。

 

小学校時代、クラシックギターで指を広げるフォームが多かったからか、

アコースティックギターのフォームはそれほど苦ではなかったように思う。

もちろん、Fコードは最初は鳴らなかった。

 

3.高校時代

高校時代は、軽音楽部に入った。

サッカーを続けるつもりだったが、(苦手なものは無理して続けないほうがよい)

新入生歓迎のイベントで、上級生のバンド演奏に一発ノックアウトされてしまう。

 

バンドって、こんなに格好良いのか、と衝撃を受け、

部活の見学に行き、そのまま入部。

中学からサッカーを続けると話していた友人には驚きだったと思うが、

とにかく軽音楽部に入部した。

 

しかし、とにかく勢いだけで入部してしまったので、やりたいことや、どんなバンドがやりたいか定まっていない。

 

そうこうしている内に、もともと、一緒に固まっていたグループ同士バンドが組み上がっていき、結果的に余り者同士が集まった男女混合バンドができあがった。

これが初めてのバンドである。

 

途中、高校生ならでは、色々経験し、バンドメンバーの変更などもありながら、

3年間を過ごす。当時、YAMAHA主催のTEEN'S MUSIC FESTIVALというバンドコンテストのようなものがあり、楽器店大会で、奨励賞をもらったりした。

 

振り返ってみると、特に上手いというわけではなかったが、

バンドや、音楽に対するエネルギーという意味でいうと、17〜18歳の頃が一番あったのだと思う。この頃弾いていたギターはGrecoのレスポールタイプ。
軽音楽部の先生から安く譲ってもらった。めちゃ重かったが、良い音だった。

 

4.大学時代

高校時代、バンドにのめり込むあまり、勉強を全くしなくなり、

偏差値は測定不能〜30まで落ち込んでいた。

当然のごとく、大学には受からず、浪人することに。

 

音楽は好きだったが、プロとしてやっていけるほど自分に才能があるとは思えなかった。専門学校も見学に行ったりしたが、あきらかに異次元な才能の集まりで、

これは無理だと思った。

 

かといって、他にやりたいこともない。

そんな理由で、消去法的に大学進学を目指すことになる。

学力がないのに、妙にプライドだけは高く、やるならば、本当に行きたいところに行く。ということで某W大学を目指すことになる。

 

しかし、普通に無理である。

奇跡的に学力を伸ばす人もいるかもしれないが、基礎学力もなく、

勉強の習慣もない。そんな中、自宅浪人を選んだので、まったくうまくいかない。

浪人2年目にして、結局予備校にも通わせてもらい、なんとか中堅大学に入学する。

 

音楽面では、大学入学と同時にサークルを見学するが、

自分の思い描く熱量ではなく、他大学のサークルに加入する。

いわゆるコピーバンドサークルだったが、技術面で優れたプレイヤーが多く、在学時から

仕事をする人もいるようなところだった。

 

しかし、またもレベルを上げすぎである。

結局ついていけなくなり、徐々にドロップアウト、自身でSNSで集めたメンバーと、

高校からの同級生、大学で出会った友人とバンドを結成する。

 

これは非常に楽しかったが、自分が2浪したこともあり、

メンバーのスケジュールが徐々に合わなくなる。

 

結局、活動休止になり、そのまま今に至る。

 

この頃は、色々精力的にあっちこっちに顔を出していた。

今でも多大な影響を受けているJohn Mayerのルーツをたどるうち、ブルースやブラックミュージックにハマり、

ブルースBarにセッションに行ったり(全然弾けないが行っていた)

楽器に関しては、色々買い替えていた。

 

G&Lのストラトタイプを使っていたが、Vanzandtテレキャスタータイプに買い替えたり、(今はどちらも手放した)

 

Fender Blues Jrのツイードタイプを買ってみたり、(当時住んでいた部屋には大きすぎてすぐ手放した) 

John Mayerつながりで、トモ藤田さんのライブを見に行ったり、単発レッスンを受けたりもした。

 

自分の世界を広げた、という意味では良い期間であった。

 

その後、さすがに学業もやらなくてはということで

大学3年以降はゼミナールの活動が主体となる。

 

 

5.会社員、フリーター時代(2012〜2016)

大学卒業後、多くの人がそうであるように、なんとなく会社員となる。

会社員になりたかったわけではない。

結局、大学に行ったものの、何か本当にやりたいことが見つかるわけでもなく、

かといって、現実的に働かなければやっていけない。

 

またも消去法的に、もう大学を卒業するから、という理由で

就職活動をすることになった。

 

しかし、やはりなんとなくだ。

なんとなくの会社にしか入れない。

 

父が自宅で良くDIYやリフォームをしていて、身近だったという理由だけで

リフォーム会社の営業マンとなる。

 

もともと、飲食店のアルバイトをやったり、バンド活動のおかげか、人前に出ることは苦ではなくなっていたので、営業成績は好調だったが、

結局は、やりたいことではない。

 

さまざまな要因が重なり、2年で1社目を退職、2社目も1年半で退社、

その後2017年4月までフリーターとなる。

 

紆余曲折ありあがらも、交際7年にして

パートナーと結婚することになり、結婚式でバンド演奏をする。

 

youtu.be

 

この時、ギターは数年間のブランクがあり、この結婚式のために

集中的にレッスンに通った。

youtu.be

 

人の力を借りて、このレベルだ。

アドリブも、事前にある程度練ったものプレイしているので、アドリブという感じではない。というか、もともと弾けないのだ。

なんとか、頑張ったというところだ。

 

 

他には、2016年5月からドラムを始めた。

理由は、「なんとなく」だった。

 

きっかけはこの動画

youtu.be

 

人生にも疲れて、この先の人生どうなるのか、と思っていた時期に

何か新しいことを始めたかったのかもしれない。

 

良い先生との出会いは重要だった。

先程の結婚式で短いがドラムも演奏した。

youtu.be

 

 

ドラムは、ギターや他の楽器と違い、音階がない。(チューニングはあるが)

基本的には叩けばよい。

それが良かった。

 

一度弦楽器からは離れて、ギターはほとんど弾かなくなった。

一時期は、ほんとに家にあるだけだった。

そんなこんなで現在に至る。(2021年8月)

 

ドラムを始めて、約5年

月に1回レッスンを受け続けて、ここまでになった。

youtu.be

 

正直、自分の頭で鳴っている音のイメージ、体の動きとは随分離れているが、

現状こうなのだから、仕方がない。

 

しかし、5年続けて、何かが変わったのだろう。

YouTubeをはじめとするインターネット環境が整ってきたことも大きい。

 

最近、またギターを弾き始めた。

今後は、昔のように弾き語りをしてみたり、曲を作ったりもしてみたい。

アドリブもできるようになりたいし、ベースも上手くなりたい。

欲張りだが、仕方がない。

 

結局、我慢しないほうがよい。

抑えたって抑えきれるわけがない。

手放したって、また戻ってくる。

 

さまざまな経験をする中で、結局音楽が好きなのだと気づく。